2013年度の活動内容

satellite image analysis2013年度における調査では、耕作放棄後50年〜100年の発達した二次林にて調査を行いました。新たに4箇所の調査区で植生調査を行い、植生データと土壌サンプルを採取しました。これにより、焼畑後の森林の回復の長期パターンを予測することが可能になりました。得られた結果は様々な国際会議で発表し、多くの人に興味を持っていただくことができました。詳細は成果の発表をご覧ください。
また、2013年度から新たに、カメラトラップによる動物調査を開始しました。キナバル山とクロッカー山脈の間に250m間隔でセンサーカメラを計23台設置しました。これにより生息動物を長期モニタリングし、動物の分布パターンを把握することができると期待しています。

成果の発表

satellite image analysisHeart of Borneo会議に出席
2013年12月、エコ・リンクプロジェクトのメンバーがハート・オブ・ボルネオ(HOB)国際会議に出席しました。会議では、エコ・リンクプロジェクトの成果とデラマコット・プロジェクトの成果をポスター形式で発表し、サバ州の州知事、森林局長をはじめとし、伐採会社やその他の企業など、様々な立場の関係者に興味を示していただくことができました。

ハート・オブ・ボルネオ(Heart Of Borneo)とは
ボルネオ島の中で、貴重な生物多様性が残る中心的なエリアを示したものです。2200万ヘクタールに及ぶこのエリアは、世界で最も生物多様性が豊かな場所の一つとして、インドネシア・マレーシア・ブルネイの3カ国がその保全と持続的管理を共同で宣言しています。このエリアには、世界の動植物の6パーセントが生息し、300万人の先住民が生活していると言われています。エコ・リンクプロジェクトが行われている地域は、このハート・オブ・ボルネオに指定されている地帯の最北端に位置しており、その動向が注目されています。


satellite image analysisサバ大学での発表
同2013年12月、サバ大学(University of Malaysia Sabah(UMS))で開催された、ITBC(Institute for Tropical Biology and Conservation)セミナーにおいて、エコ・リンクプロジェクトの研究成果の口頭発表を行いました。たくさんの研究者・学生の方々に清聴いただき、情報の共有を図ることができました。